毎回一つの食材を採り上げ、その食材の由来や、その食材を使った様々な料理を 知ることが出来る。 紹介される料理はその道のプロから素人までと幅広い。 その素人の作る料理が侮れない。素人と言ってもそれは栽培農家の方が自ら育てた 食材を、毎日いかに飽きずにおいしく食べるかを工夫したもので、それはプロが作る 料理とは違い、手早く簡単で、そして家庭的な温かさを感じるものも少なくない。 まさに目からウロコ、鼻から巨乳・・・ 好きな番組の熱い語りは置いておいて 今回採り上げられた食材は「クレソン」でした。 そして紹介された料理の中で心惹かれたのは「クレソンスープ」。 さてクレソンですが、これがお高い。自生しているならともかくスーパーで求めると 一把¥198。しかもこれが一番ポピュラーな肉料理の付け合せ程度の量でです。 スープにするにはCPが悪過ぎる。 そこで我が家の野生化しつつあるプランターパセリが思い浮んだというわけです。 実は前回紹介した我が家のプランターパセリの横に、同じく巨大化しつつある イタリアンパセリもその勢いを増しているのです。 これは今こそ使うしかない。 クレソンの葉だけでなく茎の部分も丁寧に処理して使えるというところ。 そこでパセリの葉と茎を分け、それぞれFPでみじんにします。(写真 左) パセリのみじん切りを葉と茎に分けたところで、とろみの元であるじゃがいもと、そして玉ねぎを、先に作り置きしてあるブルギニョンバターで炒めます。 鍋にオリーブオイルを入れて、ブルギニョンバターを溶かし、そこにじゃがいも、玉ねぎ、パセリの茎のみじん切りを入れて炒めたら、ひたひたのブイヨンを加え、ローリエとブルギニョンバター作りで残ったパセリの茎を入れて、じゃがいもがやわらかくなるまで煮ます。(写真 中) じゃがいもがやわらかく煮えたらパセリの葉を入れてもう一度煮ます。(写真 右) スープとピュレを合わせ、もう一度鍋を火にかけて、牛乳、豆乳を加え、塩味を調えます。 なんて爽やかなパセリのスープ。 もっとパセリのくどさが前面に出るのかと思いましたが、それどころかあんなにこれでもかとパセリを入れた割りに控えめな主張。そしてこれがまた仄かなパセリ風味で上品なスープに仕上がるのです。 牛乳や豆乳でのばさないでコンソメ仕上げにしてもいいくらいです。 お手本にした、番組で紹介された由布院「玉の湯」さんのクレソンスープは 実は鎌倉に住む辰巳芳子さんの元に通い詰めて、今では「玉の湯」の看板料理の 一つになっているそうです。 そこでそうだったと思い出し、辰巳芳子「あなたのために」いのちを支えるスープを 本棚より取り出しました。 そこには今日見た「玉の湯」のクレソンスープのレシピと、「玉の湯」さんの名前がちゃんと 明記されていました。 そしてよくよく読めば、材料の「蒸し炒め」がキーポイントだということをすっかり忘れた 辰巳さんの足元にも及ばないパセリスープでしたとさ。 これが本当のお粗末さま。(座布団三枚撤去)
by eight-b
| 2008-04-28 12:47
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Comments(8)
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chiroru-pu at 2008-04-28 15:35
座布団が三枚もたまっていたことに衝撃を覚えました。
手をかける料理がめっきり減ってしまった昨今、貴殿のブログを見て いちいち反省するので、もうエキサイトやめて下さい(違) 今夜は鰻丼なので、夫に「やらしやろおぉ~」と襲って貰おうと思います。 電気は消した方が良いですか(知るかい)
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eight-b at 2008-04-28 16:00
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eight-b at 2008-04-28 16:04
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きんちょーろる
at 2008-04-28 17:18
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eight-b at 2008-05-01 07:58
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kyoe_noriko at 2008-05-12 11:02
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eight-b at 2008-05-12 14:31
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