毎晩一合の酒を呑む その二「鮃」
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烏賊、ひらめと続いた昆布じめ刺し身はこの後、白海老、黒かじき、車鯛、へと続きます。

天然ひらめ造り昆布じめ

ご馳走にあずかるとき食指が動くという。食指とは人差し指の別称である。
とりわけ刺し身は日本料理の王道だがなかなか奥が深い。
昆布でしめた刺身は、ふくいくと華の如く熟成する。
越中・富山、三百年前からの隠し技。

かねみつ

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by eight-b | 2006-12-08 22:01 | Comments(2)
Commented by arinco11 at 2006-12-09 09:53
最近買った本「日本料理の真髄」(講談社α新書)は、刺身に詳しいよ。
日本料理の刺身=膾と言うて、これが古来メインディッシュやったて。
このぉぉぉ〜〜〜!!! ええモン食ってからにぃぃぃ〜〜〜!!!
と遠吠えが聞こえるか? 横にいたら殴ってあげたい!
あのね 内緒の内緒 酒の飲めないari家に
↑の一合徳利、白鷺の、全く同じものセットがあるんよ。
この間から気になってたけど 告白しちゃった ^^;
Commented by eight-b at 2006-12-10 08:11
ariさん
刺し身は膾だったですか。こちらの文献では『日本書紀』の景行天皇の条に白蛤(うむぎ)の膾という言葉が出てきて、それから膾(刺し身)がつくられる云々とあります。
>「白蛤(うむき)を膾につくりてたてまつる」〈景行紀〉
他にも生肉をナマシシ(宍は肉の古語)と読み、これがナマスにナマッたとも。
やだわ、勉強になるわ(笑)。3分もすればすぐ忘れるけど。
>「羹(あつもの)に懲りて膾を吹く」
そう知ってみるとこのことわざもよく理解できますね。
関西では刺し身、切り身を嫌い、魚を「切る」を「つくる」といい「おつくり」となった。
そんなことも記されています。「食べもの語源辞典」清水桂一著

お勉強になったところで
新ことわざ『蟻に白鷺』
この意味を答えよ。
ヒント:『○に真珠』『○に小判』
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