やっぱりこれが丸々秋刀魚の王道ですね(わた含む)
もう一品 ハチミツ梅、胡麻、胡麻油、紫蘇の葉で叩く おまけの栗サラダ 秋刀魚の歌 佐藤 春夫 あわれ 秋かぜよ 情(こころ)あらば伝えてよ 男ありて 夕げに ひとり さんまを食らひて 思ひにふける と。 さんま、さんま、 そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。 そのならひを あやしみなつかしみて 女は いくたびか青き蜜柑をもぎ来て夕げにむかいけむ。 あわれ、人に棄てられんとする人妻と 妻にそむかれたる男と食卓にむかえば、 愛うすき父をもちし女の児は 小さき箸をあやしみなやみつつ 父ならぬ男にさんまの腸(わた)をくれむと言うにあらずや。 あわれ 秋かぜよ 汝(なれ)こそは見つらめ 世のつねならぬかのまどいを。 いかに 秋かぜよ いとせめて証(あかし)せよ、 かのひとときのまどいゆめにあらず と。 あわれ 秋かぜよ 情(こころ)あらば伝えてよ、 夫に去られざりし妻と 父を失はざりし幼児(おさなご)とに 伝えてよ 男ありて 夕げに ひとり さんまを食らひて 涙をながす と。 さんま、さんま、 さんま苦(にが)いかしょっぱいか。 そが上に熱き涙をしたたらせて さんまを食ふはいずこの里のならひぞや。 あわれ げにそは問はまほしくをかし。
by eight-b
| 2005-09-28 08:17
| 魚
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