盂蘭盆会のご案内
ドッコイの実家にて。 坊さんがお経をあげに来てくれるその案内の葉書を見て 「これはなんと読むんだろう」と聞かれたので 「うらぼんえと読むんじゃない」とちょっと学を見せつけた私。 今日は自分で自分の博識が怖くなった義父の新盆です。 お坊さんは先代からの付き合いで、先代と一緒にお経を あげていた頃からの顔見知り。 年に一度、お盆に車で檀家先を回り、お経をあげてくれる。 それが今年は年初めから何度かお会いすることになり いつもの年より少しばかり長いお経を 今年は義父のことをいろいろ思い出しながら神妙に聞き入り そしてお経が終わった後はいつものありがたいお説教を 義父のいなくなった家で聴かせていただきます。 盂蘭盆会はインドサンスクリット語のウランバーナに由来するということ。 そのウランバーナがウランバナ、ウラボンエに変わっていき、盂蘭盆会が お盆として広く世間に伝わりました。 尚、ウランバーナについてはこちらをどうぞ。 玄関先に白い提灯をぶら下げ、そして葬儀屋さんから届いた 掛け袋セット(ぞうり、お米の袋、麻の紐、扇子)をお坊さんに差し出すと 「これは10日の施食会(せじきえ)に持ってきてくれなくちゃ」と、そこから今度は 掛け袋の意味から施食会について懇々と説教を 故人が仏さまになって初めての里帰りということであの世からこの世への 旅支度一式が掛け袋の中身です。 それを施食会(施餓鬼会)なる、あまねく万霊への供養の法要に持って行き お義父さんの新盆、つまり初めての里帰りの旅支度と成す。 これが掛袋セットの意味です。意味を成さなかったけど(^^ゞ 無事に(?)棚経を終え、お義母さんとお義姉さんの作った精進料理と仕出しの鮨で 故人となったお義父さんを偲び、ドッコイの実家を後にしました。 夕飯もまさに精進的。 そんなお気楽な嫁をヨソにドッコイが「兄貴が親父にそっくりになったな」とぽつり。 二月に義父が亡くなったときは淡々と葬儀をこなしていたドッコイも、時間が経つにつれ 父親が父親として全うした生に感慨が募るのだろうか。 そんな敬虔な気持ちにさせられるお盆という日が 今日はなんだかいいなあと思える一日でした。
by eight-b
| 2010-08-17 15:25
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